「妊娠高血圧症候群、重症です」~その日~

前回から引っ張ってしまったので、変にご心配をお掛けしてしまい
どうもスミマセン…
先日、意外と早く退院しなんとか時間もできたので
出産時の私に起きた、その日とその次の日の様子をそろそろ記録に残しておこうと思います
湘南日記でも 柴犬ブログでもないですが
もし、何かのきっかけで役に立つような事があれば嬉しいです
(あんまり文字だけって言うのもつまんないので
近況のはなっぺ写真とともにどうぞ♪)

11月28日(月) <38週> 午前中
いつもの妊婦検診で、分娩予定の個人医院へ
実家に帰ってからぐんと上がった血圧が気がかり。 →37週検診時:158/102
むくみも実家に帰ってからひどくなりはじめた。
尿タンパクはずっとマイナス。
普段から減塩の食事を心がけてはいたものの(実家でも朝食以外は自分で作ってた)
なかなか数値が落ちないので、少し体重を落としてみたけど
この時点で、妊娠前より+10kg
ホントは元が太ってるから、+6キロって言われてたけど
実家に帰ってから4キロ太った… うぅ
心配していた血圧が、この日の検診で161/106をマーク
だいたいいつも、看護士さんが2度3度と計って
その都度、数値は見えなくても顔色で、高いか低いか分かっちゃってたんだけど
この日は先生の顔色までこわばってた
そこで、まさかの「尿タンパク3プラス」と聞かされる
母子手帳の記載欄には「マイナス」「1プラス」「2プラス」までしかなく
いきなり尋常じゃない量のタンパクがでちゃったわけです

で、先生、こわばった顔のまま
「今日から入院して。減塩食で安静にして、もう妊娠を終わらせよう。
それしかない。」
妊娠を終わらせよう、ってナニー?! って、なんか変な感じに聞こえてしまったんですが
要するに、もう人工的に陣痛を誘発して
赤ちゃんを産ませちゃおう、ってことでした
この時点で、もう妊娠高血圧症候群(以前の妊娠中毒症)になりかけていたんです
ちなみに、妊娠高血圧症候群とは
ひどい場合は、妊婦のみならず胎児にまで危険が及び
双方の命にまで関わる、だいぶ恐いものです
先生からその恐ろし~い体験談を、早い段階でされていたので
かなりビビって、塩分調整などをしていたつもりでした
血圧が高いのも分かっていたし
なんとなく自分がかかってしまう危険性があるのも分かっていました
でも、なんとか持ちこたえるんじゃないかと思ってた(勝手に)
突然の通告に、家族も自分も驚いたけど
まぁ入院して血圧なんて下がるんじゃない、みたいに思ってその日の夕方に入院しました

(雨が凍っちゃって白くなってるらしい朝)
11月28日(月) <38週> 夕方
そんな訳で、入院の準備して病室でごはん食べたのが6時頃。
減塩食っていうわりに、マヨネーズとかチーズとか使ってあるし
かなり食べごたえもあって「こんなんなら楽勝じゃーん♪♪」っとウキウキしていたら
いきなりの胃痛。
しかもかなりの激痛。
胃薬をもらっても治まる気配がなく、脂汗がとまらない。
あんなの初めてだったなぁ
夜9時頃、血圧計ります、って看護士さんが来たけど
高いに決まってんよ!だってモーレツに痛いんだもん!!と思っていたら
案の定、顔色がおかしい。
夜10時頃、だったと思う(もうよく分かってない)。
急いで羽織ったなー、って感じで白衣を着た院長せんせい登場。
「もういかん。市立病院に行こう。家族に連絡するよ。」
「帝王切開で赤ちゃん出そう。」
なーーーにーーーー!!!

(柴っこ会議中)

(いつも遊んでくれるさくらちゃん♪
ふさふさシッポがチャームポイント…見えないけど 汗)
ここから、怒濤のタイムスケジュールが始まります
嘘でしょ!だって胃が痛いから血圧高いに決まってんじゃん!!
先生、ちょっと気が早いってば!! っと
心の中で叫んでも
「え え え ホントですか? いや 胃が痛いだけなんですよ…」
どんなに訴えても、誰も聞いてくれはせず
そんなこんなで親が病院に到着。
ダンナさんにも電話で事情を説明、院長先生にも替わって直接説明があったよう。
何しゃべったか覚えてないけど、なんか申し訳なくて仕方なかった気がする…
親と荷物を持って「車で行くとかいな(行くのかな)~」とか言ってたら
エレベーターから担架と3人の救命救急師のみなさん登場。
「え え え 乗るの!?救急車!!?」
あっという間に初救急車。
緊迫した空気の中、私ひとり事態について行けず「行ってきます~」なんて
看護師さんたちにご挨拶してました あは
救急車の中で血圧を測られ
「見ないほうがいい」と先生が言った時にはもう見ちゃってたんだけど(汗
その時の数値が203/101でした
そんなのあるの?ってくらい、尋常じゃない数字ですね~
我ながらびっくり。
後で分かった事ですが、胃痛に苦しんでいた時の血圧は183/110代だったそうです
そりゃ先生も責任持てんわな(泣

(まるちゃんと背中くらべ)
市立の総合病院に着いた時には、胃痛もだいぶ治まってたけど(つーかよく分かんなくなってた)
たくさんのスタッフに囲まれてそのまま救急処置室へ
何度も「頭痛しませんか」「目の前がちらちらしませんか」と聞かれるも
自覚症状はほぼナシ
どういうわけか、ホントに全く、なんの症状もなかったんです
だからこそ最後まで平常心でいられたし、パニックも起こさなかったし
一番大事な呼吸も、ほぼ乱れなかった。
それが、私と娘を救ったのだと後に聞かされました
呼吸ができなくなると、けいれんを起こしたり、赤ちゃんに酸素がいかなくなったり
いろんな危険性があるのだそうです

(朝日に照らされて~)
いろんなテストやエコー、レントゲン、麻酔や輸血の説明、などなどがあり
改めて、市立病院の産婦人科の先生より手術の説明がありました。
「妊娠高血圧症候群、重症です。」
「そのため、緊急帝王切開手術を行います。」
その後、あっという間に手術室に運ばれてったけど
やっぱり心がついて来てない私はずっと
「えー ホントですかぁ?!ホントにやるんですかぁ!??」なんてマヌケなことを言っていました
いま考えると、ホントに間抜けだなぁ…
周りはものすごく緊迫した状況だったに違いないのに
だいぶ長くなっちゃったので、またまた続きます!
ここまで読んでいただいて、どうもありがとうございます

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