おいしい高血圧患者(その1)

お医者さん方が国民の健康を考えて厚生労働省を動かし、高血圧の基準値を平成12年に、160/95mmHgから140/90mmHgに引き下げられました。
これにより、高血圧患者が2千万人から一気に5千万人に。
加えて平成16年には、老人以外は130/85mmHgと再度引き下げられ、新たに何百万人もの患者が増えました。
大人の2人に1人は、高血圧患者のレッテルを貼られたのです。
こうして医療費が急増しました。
これって、どこか おかしくないですか。
岡本裕さんというお医者さんがいらっしゃいます。先生は、長く脳外科専門医をなさっておられた経験から、血圧が常時200mmHgを超えるほどでなければ、血圧と脳出血の相関はないという印象をお持ちです。
そして、先生は、その後専門医を引退し、開業医となられましたが、こうした医療に矛盾を感じて、今は医療相談のみに専念しておられます。
その先生は、次のようにおっしゃっておられます。

高血圧患者はおいしい患者で、来院の度に血圧検査し、適当に降圧剤を処方して、毎日飲ませれば基準値をクリアし、患者も安心する。降圧剤で高血圧が治るわけがなく、飲み続けねばならない。こうして、高血圧患者は上得意客となり、これによって医療機関の経営は安定する。

小生も これを知っていましたから、降圧剤を飲み続けている92歳の おふくろに、「毎日百姓をやって体を動かしているんだから、高血圧は心配せんでええ。薬を飲むのを止めえ。」と強く言っても、「お医者様の言うことは聞かなあかん。」と、息子の言うことなど一切取り入ってくれません。
やっぱ、お医者様は偉いんだねえ・・・。医薬品登録販売者の資格では何ともならんですわ。

Leave a Reply