薬屋のおやじのボヤキ

ヘビースモーカーの小生。デスクワークをしていたサラリーマン時代は1日4箱は吸っていた。薬屋稼業になってからも、1日2箱半は必要としていたが、最近はストレスがあまり掛からなくなり、また閉店後は居室での喫煙を止めたから、1日1箱半といったところ。
18歳から吸い始め、今64歳。1日平均3箱を吸ったとして、今現在の価格で計算すると、何と総額2千万円、うち税金1千万円!
よくぞこれだけ高額の税金を納めたものだと我ながら感心させられる。これからも、飽きることなく毎日コツコツと納税し、これは死ぬまで続けることになるに違いない。

小生は誰しも認める愛煙家である。たばこは健康のバロメーターであり、朝の一服で 今日もたばこがうまい と感ずれば、 健康である と自己診断できる。その昔、専売公社がコマーシャルでやっていたとおりである。
朝の一服、これはニコチンが切れた状態にあって、少々強いたばこを深く吸い込むと、 クラクラッと来て実に気持ちいい ものである。歩こうものならフラフラする。酒で酔っ払ったときと同じ状態になる。でも、心臓が踊るわけでもないし、赤ら顔になることもない。
これは「麻薬」と同じであろう。小生も合法的麻薬をイスラム教徒に倣って一度経験してみたことがあるが、 フワフワッと注を舞うような実に気持ちいい気分 がずっと続き、酒のような副作用が全くなく、はまりそうになったが、しかし、翌日は完全な便秘となり、それに懲りて1回きりで止めてしまった。

たばこの最大の効能は、何と言ってもストレスの解消であろう。
精神科医などがそう言っている。小生の経験からして、デスクワークほどストレスが溜まるものはない。やにくい仕事をどうやってこなすか、次から次へと難題が降りかかり、それをどう捌くか、などなどに毎日対処していくには、降り掛かったストレスを絶えず発散し続けるしかない。そのために、気分転換の一つの方法としてコーヒーブレイクがあり、小生はインスタントコーヒーを1日に10杯程度は飲んでいたのだが、胃に負担が掛かりすぎてしまい、ストレス解消には程遠い。ストレス解消には、やはり体を動かすのが一番で、小生は、頭を掻きむしったり、貧乏揺すりしたりしてしのいでいたのだが、これだけではストレスの出納は入りが超過となる。
そんなとき、たばこを1本取り出して、ゆっくりと一服する。すると、不思議にストレスがスーッと消えていく感がする。そして、イライラがけっこう治まるのである。
こうして、考え事をしている間は、たばこにしょっちゅう手が行き、連日のように残業もあって、1日4箱80本は吸ってしまっていたのである。
ただし、日曜日で家に仕事を持ち帰らない日にあってはストレスが少ないから、たばこは半量で済んでいた。そして、薬屋稼業となってからは、厳しすぎるノルマが掛かるようなことはなくなり、また、店内を動き回ることによってストレスの小出しができ、たばこの本数も大きく減ったのである。
こうしたことから、 たばこの本数はストレスに比例する ことを身をもって経験したのであり、これは 定理 と考えてよかろう。

たばこの2つ目の効能は、ニコチンに特有の作用であるが、脳細胞のネットワークづくりを促進することにあり、これでもって思考力が向上し、年寄りになってもボケない。
これは、科学的にも証明されていることだが、今日では、嫌煙家が学問の世界を支配しており、これを言うのはタブーとなってしまった。
3つ目の効能は、タールの刺激による免疫力の向上にある。喉、鼻の粘膜がタールによって刺激され、白血球は絶えず戦闘態勢にあり、これでもって黴菌やウイルスが粘膜に張り付いても、即退治できるのである。逆に、異物には鈍感になっており、花粉が鼻の粘膜にくっついても、どってことないと判断し、花粉症にかかりにくい。これらのことについても、発言することは今ではタブーだ。
極め付けの効能は、 自殺者に喫煙者がいない というものである。これは、日本免疫学会会長であり順天堂大学医学部教授の奥村康氏が調査されたものであって、その調査は、自殺者3万4千人のうち2千人を任意抽出して調べたら、喫煙者は一人もいなかったというものである。 禁煙運動によって自殺者を増やしている とも言えるのであるが、奥村教授は、相関関係はあれど今のところ因果関係は分からないから何とも言えないとおっしゃっておられるものの、注目すべき事実であろう。これも、マスコミは決して取り上げない。

たばこの効能は、これ以外にも幾つかあるが、ここら辺りで止めにしておき、害についても幾つか書いておこう。
総括的な害については、WHOが定めている指標としてDALYs(ダリー:障害調整生存率)があり、これは疾病やリスク要因が健康にどの程度影響を与えるかを示すものであって、喫煙の影響4.1%、アルコール4.0%とされている。つまり、喫煙も飲酒も害は同程度というものである。ただし、厚生労働省は喫煙は飲酒の何倍も体に悪いと言っている。
最も騒がれているのは、ガンの罹患率や死亡率である。
たしかに咽頭ガンは、非喫煙者に対して喫煙者は40倍も罹患率が高い。しかし、日本における咽頭ガンの死亡者は年間5千人程度で、肺がんの死亡者は6万5千人にも昇ることから、咽頭ガンはまれな病気として考えてよく、大騒ぎする必要はない。
喫煙とガンの相関関係が騒がれるようになったのは30年ほど前からだが、それは、1966~1982年に行なわれた大規模疫学調査の結果、喫煙者は非喫煙者よりも、がん死亡率(肺がんだけでなく、全がんトータル)が高いと発表されたからだ。男は1.7倍、女は1.3倍という結果が出たのである。
しかし、この調査データの解析を、順天堂大学奥村教授が改めて行なわれたところ、時々吸うという喫煙者の死亡人数は10万人当たり264人であるのに対し、非喫煙者は304人となり、がん死亡率は逆転していたのである。
標本数は十分にあるから、統計学的に有意な結果と言えるのであるが、 たばこは時々吸った方が、がんで死ぬことが少ない という奇妙な結果をどう評価するかである。

次に、喫煙と肺がんの関係であるが、ここ40年間で喫煙率は8割から4割へと半減しているにもかかわらず、肺がんの死亡者は10倍になっている。
グラフにすると、きれいな逆相関図形となる。
このことから、喫煙と肺がんに相関関係があるとするのは大きな疑問となる。
肺がんは大別すると、肺の 管 の部分にできるものと 風船 の部分にできるものの2種類がある。東洋人は圧倒的に 管 にがんができるのだが、これは喫煙とは無関係であり、喫煙によってがんができるのは 風船 の方で、日本人はこちらのがんはわずかしかないのである。こうしたことから、肺がんの原因は、大半が車の排気ガスなどによる化学物質、いや、空気汚染以外の要因が主な原因になっていると考えるべきであろう。
しかしながら、厚生労働省は、たばこを最大の原因とみなして禁煙運動を展開しているだけであり、これではとうてい肺がんを減らすことは不可能であると断言できよう。

以上のことから、たばこには種々の大きな効能があるのであり、害は取り立てて騒ぐほどのものはないのであるからして、たばこを吸う、吸わないは個人の勝手であって、他人からとやかく言われる筋合いのものではないと、声を大にして言いたい。
たばこは嗜好品であるのだから個人の自由に任せておこう、でいいではないか。

ところが、世の中、クリーンな環境を志向する傾向がどんどん強まってきた。
それに伴い、 煙たいのは嫌だ 、という主張が通りやすくなってきた。野焼きも廃棄物処理法の改正によって基本的に禁止されるに至った。たばこについては、全館禁煙が普通になり、路上禁煙条例もできた。事ここに至っては、クリーンも度がすぎる。
その昔、小生の子どもの頃は家の中にかまどがあり、家中煙もうもうとなったことがしょっちゅうあった。でも、煙が気になったことはなかったのである。今でも、白川郷の合掌造りの家に入ると、囲炉裏に24時間薪がくべてあり、キナ臭いにおいがして、子どもの頃を懐かしく思い出す。その合掌造りの2階に上がれば、柱から天井まで真っ黒で、それがためにノミもダニも全く湧かない。ヤニが天然の防腐剤になっているのである。昔の我が家もそうであった。
しかし、今はこれでは通らない。人が集まり、換気が悪い所は全て禁煙となり、ヘビースモーカーの小生もそれに従うしかない。これは、ご時世であり、止むを得ない。
しかし、頭に来る旅館もある。食事は、囲炉裏端で岩魚を焼いて食べるのであるが、何と禁煙とある。岩魚が焼けて少々煙が出るのだが、これは問題ないとするも、たばこの煙はダメだというのである。加えて、ロビーの囲炉裏には薪がくべられ、フードで煙が集められるようになっているものの、かなりが部屋中に漏れ出しており、キナ臭いのであるが、ここも禁煙だという。薪もたばこも煙はタールという物質で全く一緒のものであり、なぜ禁煙なのか、全く解せない。時々利用するお気に入りの旅館であったが、前回行ったとき、そのように改変されてしまったので、以後、行くのを止めた。

少々の煙は我慢せえ、と言いたいところだが、それはググッと抑えて、気にならない程度の煙は許していただきたいものである。
しかし、たばこの受動喫煙が大きな問題となり、わずかな煙であっても叩かれるようになってしまった。これの調査発表結果には、ほとほと参ってしまう。一見すると、けっこう大掛かりな調査に見えてしまい、皆が納得してしまうからである。
受動喫煙が問題視されるようになった、その調査結果は次のものである。
夫婦ともに喫煙 妻 21,895人のうち肺がん死亡者 14年間で 32人
夫のみが喫煙 妻 69,965人のうち肺がん死亡者 14年間で142人
死亡率は非喫煙の妻の方が1.4倍となり、受動喫煙は肺がんに罹りやすいとされてしまったのである。しかし、夫婦とも喫煙の場合の妻の死者32人という小さな数値でもって物を言うのは、統計学的に有意とは言えず、これでもって断定することはできない。
もっとも、国際的には、これより大掛かりに調査されたものがあって、示されたリスク比は1.2倍と出ているが、これは無視できるほどの低い値と言えよう。
受動喫煙については職場についても数多く調査されているが、23例中統計学的に有意なものは1例しかなく、9例は逆の結果(受動喫煙で肺がん死が減る)が出ているのであるからして、何ともお粗末な調査ばかりである。
しかしながら、統計学的に有意でなくても、受動喫煙によって肺がん死が多いという調査結果については、大々的に報道されるのに対して、大した差がなかったり、逆の結果が出たものについては報道もされないし、学会に発表されることも控えられたりする。
統計学的に意味のないウソ・デタラメをさも本当のように扱うのはいい加減にしてほしいものである。

健康問題、特に肺がん罹患の危険でもって嫌煙の声を発するのではなく、単に たばこの煙が嫌いだから という理由で十分である。
そう言われれば、素直に ああ、ごめんなさい と、その場では吸うのを止めればよいのであり、また、遠慮して言い出せない方もあろうから、それは喫煙者がキャッチして、吸うのを控えればよいのである。

しかしながら、度がすぎる 嫌煙運動 である。喫煙コーナーでたばこを吸っていて、たばこを吸わない人に迷惑をかけていないにもかかわらず、 たばこは健康に悪いから止めなさい と、他人から何度も言われる。 吸う、吸わないは俺の勝手だ! と喧嘩を売りたくもなる。なぜに愛煙家はこうも叩かれなければならないのか。
こうなってしまった、そもそもの発信源はどこであろうか。
どうやらこれは、米国のアル・ゴア氏(クリントン政権の副大統領)のようである。ゴア家はたばこ農園を経営していたのだが、愛煙家であった彼の姉が肺がんで亡くなり、原因は喫煙にありと思ったゴア家はたばこ農業を止め、たばこ産業を潰しにかかったのである。
このとき働いたのが米国人特有のピューリタン的発想であり、これに すり替えの論理 でもって、禁煙運動に拍車をかけたようである。
すり替えの論理 とは、どんなものかというと、これには前例があり、ベトナム戦争中に枯葉剤による健康・環境被害が生じたとき、環境保護団体から強烈に叩かれたのであるが、米国政府は、その批判勢力の矛先をうまく反捕鯨運動に誘導したのである。そして、ベトナム戦争後における禁煙運動も、生活習慣病が蔓延するという健康被害の原因となるものは多々ある中で、たばこを特別に悪玉に仕立て上げてしまったのである。
次に ピューリタン的発想 とは、その厳格さ、潔癖さから、一度こうだと決めてしまうと、それ以外の価値観を根絶やしにしてしまうといった真面目すぎな傾向を言うのだが、 たばこは害だ と叫ばれて、これに政府が調査研究費を付け、 肺がんになる、心筋梗塞を起こす、受動喫煙が問題だ と、禁煙運動一直線に走らせてしまったのである。
これが日本に入ってくると、そもそも米国追従になりやすい上に、 空気を読む という日本人特有の文化でもって、間違った調査研究結果であっても誰一人批判することなく、だんまりを決め込むという自己保身が学者や官僚たちに働いてしまい、にっちもさっちもいかない固定観念ができあがってしまうから、より質が悪い。

こうして、愛煙家は肩身の狭い思いをさせられ、そろそろ我慢も限界に近付いてきた。
いつ爆発するか、自分が心配にもなる状況にある。
しかし、そうなってしまっては大人気ない。喫煙の害を説く学者も大人気ないが、同じレベルに自分を落としてしまっては寂しい限りである。
ここは、お仲間同士でグチをこぼすしかなかろう。そこで、ときどき覗いているのが、著名人で構成されておられる喫煙文化研究会のである。 ああ、俺と同じことを思っておられる と安心し、ホッとする。
そして、非喫煙者でありながら、愛煙家の味方をしてくださる方もいらっしゃる。中部大学教授の氏が、日本の禁煙運動は間違っていることを何本もの記事で主張されており、近く「たばこは止めないほうがいい(竹書房)」を発刊されるとのことでもある。
(2013.1.22追記:「」発刊なる)
書店に並んだら1冊買おうと楽しみにしているところである。
なお、この記事を書くに当っては、 たばこは捨てたものではない という内容の情報はどれだけも入ってこないので、今紹介した2つのサイトによるところが多い。

末筆ながら随分と長文になってしまった小生のボヤキに最後までお付き合いいただきました諸兄諸姉の皆様には厚く感謝申し上げます。
愛煙家あるいは非喫煙者で愛煙家の味方をしてくださる方から、本稿を補強するための情報をお寄せいただけたら幸いです。また、本稿の内容は、当然にして引用フリーですから、愛煙家の方はブログなどでドンドン主張なさってください。


睡眠と高血圧 ~夜間睡眠中の血圧の重要性について~

昨日今日と天気はパッとしません。 晴れもせず、降りもせず。
でも気温はそこそこあって暑い。 おまけに朝晩は結構冷え込んでいます。 むずかしい時季ですが体調管理には十分ご注意を。
本日は久々の病院だよりをお送りします。
睡眠と高血圧 ~夜間睡眠中の血圧の重要性について~です。
以下本文をお読み下さい。
近年の健康と睡眠の関係への注目の高まりとともに、高血圧症においても夜間睡眠中の血圧の重要性が認識されつつあります。
高血圧症を治療する理由は、血圧が高いほど脳卒中や心筋梗塞を起こしやすいからですが、そのリスク評価には、病院受診時の血圧値<自宅で測定した家庭血圧値<一日の血圧の平均値<夜間睡眠中の血圧の平均値、の順番に有用性が高まります。
つまり、将来の脳卒中や心筋梗塞の予防という高血圧症の治療の必要性を正確に評価するには、夜間睡眠中の血圧値が最も重要なのです。
しかも一日の血圧の変動パターンは様々なため(図1、2参照)、日中の血圧測定では、夜間睡眠中の血圧を推定できません。
この夜間睡眠中の血圧を測定する病院はまだ非常に少数ですが、当院は睡眠時無呼吸症候群の診療をする関係で、早い時期より夜間血圧の重要性に着目し、24時間携帯型血圧計による夜間睡眠中の血圧の評価を実施しております。
原則として検査には予約が必要ですが、内科外来で希望を申し出て頂ければ簡単に予定を組めます(測定結果は御本人にお渡し致しますので、他の病院やクリニックで高血圧の治療を受けられている方でもOKです)。

図1 図2
ちょっと図が分かりにくくなっております。 ご容赦下さい。
本日の記事は内科部長 佐々木医師でした。


THINKING LIVE シンキングライブ

*量産製品を極力、熟練手作業の味覚に近付ける努力、トマトの糖度、酸味に応じて調理を分ける、これは当然とは思うが、今まで見た感じでは、量産トマトの品質の均一化に注力、農業レベルではトマトの多様化が進行する。といったギャップを感じていた、サイゼリヤの新千葉工場は一歩踏み込んだ?

*出店マニユアルを徹底的に合理化、

*食材を含めて調理までの垂直業態の構築、インスタント食品メーカー、コンビニ、総菜チェーンなど食べる市場の多様化と規模化の複合的競合、

*最多出店での競合が、出店マニュアルの優劣を決定する大きな要因、年間出店数を2倍の100店舗に拡大,18/8期に1500店舗へ拡大、12/8期、949店舗、

サイゼリヤ業績 12/8 前年比

売り上 1042億円 15.0%

経常利益 105 -11.8%

利益率 10.0%

純利益 56億円 -4.6%

利益率 5.3%

ブログ記事から、 サイゼリア、堀埜社長談

「あれはショックだった」――奔放な発言で知られる堀埜一成・サイゼリヤ社長に衝撃を 与えたのは2009年に大手コンビニチェーンが発売したロールケ-キ。そのロールケーキは 大ヒット商品となり、他のコンビニチェーンが類似品を続々と投入。いまやコンビニ スイーツは強力な来店動機になっている。

堀埜社長は売れ行きに衝撃を受けたのではない。コンビニと外食の圧倒的な商品力の差を 見せつけられたのだ。そのロールケーキには生乳由来の生クリームが使われていた。生クリームは品質管理が難しく、 外食では植物性由来のホイップクリームに頼るしかない。コンビニが生クリームを使用できた のは物流体制と商品開発の賜物だ。

店舗への配送は、サイゼリヤなど大手外食チェーンでは1日1回が原則だが、コンビニは店舗数が 1ケタ多いにもかかわらず、1日3回だ。また、コンビニは取引先のベンダー業者と連携して商品開発を進めており、たとえば、かつては おいしくない弁当の代名詞だったコンビニ弁当も、品質が急激に改善している。とどめが、 外食では商品化できなかったロールケーキだった。

■コンビニへの危機感から最大規模の新工場

「このままでは負ける」――。危機感を抱いた堀埜社長は従来の調理工程刷新による、商品力の 底上げを決意した。堀埜社長が何度も建設計画を練り直した末に具現化したのが、この13/1月14日に 竣工し、23日に開所式が行われた千葉工場、

サイゼリヤにとって国内5カ所目の千葉工場は10年ぶりの新工場となる。自動倉庫を併設するため、 建物面積は7700平方メートルと同社最大規模だ。スープやソースなどの加熱食品を生産し、今年 8月までに東京都、千葉県の300店舗へ配送する計画だ。投下資金50億円は同社の平均的な年間 設備投資額に匹敵する。目玉は刷新された加熱加工ラインだ。足を踏み入れるとトマトを煮詰めた濃厚な 香りが漂ってくる。この香りこそが、 切り札 だ。

外食のトマトソースは、メーカーから買うか、自社で作るかのどちらか。大手外食チェーンは セントラルキッチンと呼ばれる仕込み工場を自社内に持っており、数百食分を一度に生産する ことでコストを削減している。サイゼリヤもこうした製法でトマトソースを含めさまざまな 食材を作っている。

しかし、この製法では加熱にむらがでるので、味が均一にならない。特にトマトソースは 煮込み過ぎると独特の金属臭が出てしまう。そこでサイゼリヤは製造方法を改善。トマトを品種、大きさ、酸味、甘みごとに分類し、 それぞれの特徴に合わせて熱を加えることのできる設備を導入し、今までとはまったく違う トマトソースを作り上げた。

 サイゼリヤ出店倍増、年100店 外食低迷下で攻め 、50億円投じ食材工場、物流など効率化

*日経、2013/1/26 

ファミリーレストラン大手のサイゼリヤは2014年8月期から、出店数をここ数年の40~70店程度の約2倍にあたる年100店前後に増やす。このほど50億円を投じて千葉市に最新鋭の食材加工工場を新設。食材製造や物流の効率化をテコに出店を加速し、18年8月期にも総店舗数を現在の1.5倍の1500店にする。消費者の節約志向の強まりで外食業界は苦戦している。競合他社が出店を抑える中、拡大戦略で生き残りをめざす、

店舗のキャラクター演出

徹底したコストダウンを通じて低価格メニューを充実させており、近年の不況により苦戦が続いている外食産業の中でも注目を集めている。主要な客層は若年層で、「サイゼ」の愛称で親しまれている。
また、全店でのドリンクバー導入に加え、イタリア料理に限らずファミリー向けのグラタンやハンバーグステーキなどのテイクアウト可能な料理を「お持ち帰りメニュー」として提供している。アルコール類では、十数種のワインを備えて他のチェーン店との差別化を図っている。

*一般的なイタリアンには、無いメニューだが、お客が食べたいもを提供する、テイクアウト出来るのも魅力であろう、

*ドリンクバーが繋がってあるのは、光景的にはアメリカン、愉しくさせるものだ、

店舗内装の側面にはイタリアを連想させる絵画が飾られるほか、天井などにイタリア風の絵が描かれている。低価格メニューを主力にしているが、内装・調度品などを工夫し、利用客が食事を楽しむ空間を提供している。


安心して受けられる医療とは? 誤診でも…


一般社団法人全国医師連盟代表理事 中島恒夫
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厚生労働省は、医療事故調査委員会についての議論を「医療事故に係る調査の仕組み等のあり方に関する検討部会」として今年2月に再開させ、現在までに8回開催しています。しかし、これまでに発表された厚労省試案や上記検討部会での議論の内容では、懲罰制度の性格が強すぎるために関係者からの証言を得られにくく、原因究明・再発防止策としては全く機能せず、真の医療安全を図ることはできないと、私たちは考えています。
医療事故の原因を個人に帰するのではなく、「システムエラー」であることを私たちは強調し続けています。対象となる医療従事者個人の権利(黙秘権など)も守ると同時に、真相究明のための証言を得られやすくする制度設計をした「全国医師連盟試案」(http://zennirenn.com/opinion/2012/03/-201112.html)を既に発表しています。さらに、はからずも医療被害を受けた方々を救済補償する制度(基金)の創設も、私たちは同時に提唱しています。
院内事故調査委員会の設置を「落としどころ」にしようとの目論見も見え隠れしますが、院内事故調査委員会は冤罪を産む素地となりました。医療の安全性向上のためには、実地医療に即した医学的・科学的な検証が求められるはずです。
この点を議論するために、医療現場の最前線で働く医師の集まりである全国医師連盟として、「第1回 医療事故調シンポジウム ?真相究明と責任追及(懲罰、刑事罰)は両立するのか?」をこのたび開催します。
「医療事故調シンポジウム」
真相究明と責任追及(懲罰、刑事罰)は両立するのか
■日時: 2012年12月2日(日) 13:00から16:30(12:30から受付)
■会場:主婦会館プラザエフ(JR四谷駅麹町口前 徒歩1分)
■実施内容
1)開会挨拶:中島 恒夫(全国医師連盟代表理事)
2)基調講演:新田 清明(全国医師連盟副代表理事)
3)ゲスト講演(各15分)
4)パネルディスカッション
5)会場質疑応答
【シンポジスト】
佐藤 一樹先生(いつき会ハートクリニック 院長)
大磯義一郎先生(浜松医科大学医学部医療法学教授)
古川 俊治先生(医師、弁護士、自民党参議院議員)
有賀 徹 先生(昭和大学付属病院 病院長、日本救急医学会代表理事)
中澤 堅次先生(NPO法人医療制度研究会 理事長)
【ビデオメッセージ】
梅村 聡 先生(医師、民主党参議院議員)
【参加費】2,000円
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定刻より少し遅れて、70名以上は集約したシンポジウムとなりました。
医療介護CBニュース 12月3日(月)18時38分配信は次のように報じています。
医療事故の真相究明と責任追及は両立するのかをテーマにしたシンポジウムが2日、東京都内で開催され、国会議員や医師が参加し、医療従事者の権利を守ることや、医学的・科学的な検証を基にした制度設計などについて議論した。
シンポジウムは、全国医師連盟(全医連)が主催したもので、医療事故の刑事裁判で無罪判決を受けた医師や国会議員ら各パネリストが登壇し、それぞれの立場から主張を展開した。
警察への届け出を明記した医師法21条について、自民党の古川俊治参院議員は、同法改正私案を示し、医療関連死については医師法から外し、1回目の違反は行政処分として、医療法に規定すべきと提言。医療事故調査制度については、▽医療の透明性の確保▽施設内における事故調査の拡充・活用▽担当医師の説明責任の強化▽医療に対する刑事司法の無秩序な介入の抑制▽再発防止策の策定と公表▽医療界における自浄機能の育成―を挙げ、「まずは制度を創設し、変える所は変える必要がある」と指摘した。
続きは →
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医療事故調査の制度設計と言うよりは医師法第21条と刑事訴訟法198条第2項業務上過失致死の解釈に焦点がありました。刑事事件になることを防ぎたい、恐れているのか、ありありと感じられました。
医療事故の調査等に係る仕組みに関する検討部会を傍聴をしていますが、特に刑事罰についての議論は7回までなかったです。ただ、何回かの検討部会の中での発言で医師を代表する先生方が刑事について過敏に反応されていました。それをお聞きするにつけ、逆にそんなに刑事事件に発展するような診療行為が行われていて、報告書によって暴露されることを恐れていると半信半疑になりました。もちろん犯罪性を帯びている事案については刑事も重要です。それよりもシステムエラーについて議論したほうがよっぽど有意義と感じていました。
で医事課長の医師法21条に対する発言の根拠がわかりました。
それは第7回を傍聴した佐藤一樹医師が構成員の有賀 徹 先生中澤 堅次先生のお二人と協力して、厚労省に文書で医師法21条の解釈について意見を求めたそうです。
佐藤一樹先生は不思議な立ち位置の先生です。患者側の協力医をなさったりしているにも関わらず、医師の信頼も厚く、刑事事件の3大被害者(割り箸事故、大野病院)とヒーローのようです。をお持ちです。確かにプレゼンはしっかり準備されているようですし、主張も一貫しています。そういったところが、医師、患者双方から信頼を受けるのでしょうか。あの、医療側として有名な井上清成弁護士も佐藤先生には一目置いているようでした。しかしこのお二人が法廷で対決となったらどうなるのでしょうか。ちょっと興味をひきました。
このシンポジウムで医師法21条の混乱は法医学会のガイドラインにあると。また、法医学会はこのガイドラインはトラウマになっていて触れたがらないといった発言がありました。確かに法医学会のHPに異状死ガイドラインがあります。 もちろん医師法21条だけをだけではなく、いろいろな面から検討されたガイドラインであるはずです。
【4】診療行為に関連した予期しない死亡、およびその疑いがあるもの
としています。でもこれが制定された背景を見ますと平成6年となっています。その当時としては医療事故調査機関の設立の議論があったかどうかわかりませんが、当時としては警察に通報しなければ、診療死の原因解明ができなかったのではないでしょうか。その後、法医の先生方のご尽力でモデル事業が行われています。つまり医療事故調査の機関設立の動きが医師法21条の解釈を再検討することが可能になったとも言えます。
日本法医学会は会員数約800名、実際に法医解剖をしていらっしゃる先生方は全国で約100名です。このシンポジウムを聞いていて、ここにいらっしゃる先生方が法医学を専攻なされば、医療過誤にあわなくてすむのに、しかも出世は早いし…。ななんて思ってしまいました。
フロアからの意見も活発でした。その中で気になったのは
「医療は不確実」「ヒューマンエラーは防げない」「ミスするのは当然」といった発言でした。
医師の中でも医師に対して、監督等、責任のある先生や、法学者、システムエラーの専門家、または患者側がそのように仰るのは賛同できます。
私もヒューマンエラーを刑事で裁くべきではないと思っています。でも、若い臨床の医師が当然のように仰ると、専門職としてのプライドはないのかしら?と疑問に思ってしまいます。
別に行われたシンポジウムでもドクターから、「患者は刑事事件になることを望んでいるのか?」といった質問がありました。医療者側と患者側が同じテーブルについて、この問題を、協議をしていけば、答えは見つかるのではないでしょうか。
第21条について、改正とか削除を考えていたシンポジストの方はいました。第8回検討部会の厚生労働省課長の見解が明らかになった時から、21条はそのままでよいという流れにかわりました。
この21条を額面とおりに解釈し、警察への届けをなくすのであれば、なおさら、しっかりした医療事故調査機関の設立が重要となります。
診療関連であっても、外表に異常を認めるご遺体については警察に通報するということは、そのままです。また、犯罪性が疑われる場合も通報です。でも、犯罪性があるか、悪質な故意によるものなのか、その場で判断することは遺族にはできません。遺族も申請できる第三者機関の存在はますます重要となってきています。そうなると、検討部会では院内事故調査や2段階方式が採用される流れでしたが、この21条に解釈を受けて振り出しに戻ったといえそうです。検討、仕切りなおす必然性がでてきました。厚生労働省に制度設計の議論を再度、要請しようと思います。
なぜ、警察への届出を懸念するのかと言いますと、でもわかるように、警察が介入すると「捜査中だから」ということで、被害者には何も情報が入らなくなります。一般の事故と違って、医療にはカルテ等の情報があります。医療事故調査機関であるならば、患者(遺族)と情報を共有して、医療者、調査機関、患者(遺族)との信頼関係を構築することが大切です。このシンポジウムで共感できる発言は、調査の仕方によって、医療者と患者(遺族)の信頼関係を損なうことがある。というものでした。それならなおさら、信頼関係を築く努力をシステムの中に組み込んでほしいと切望します。それは医療側にとっても大きなメリットとなるはずです。


【更年期障害】40歳からは高血圧に注意!

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My Record

衆院選がこのタイミングで実施されることには、意味があるように思えてきた。
アメリカの大統領、韓国の大統領も代わるのだ。
ここで考えたいのは、日本の首相がころころ変わることが無いようにすること。
今なら、国民の意思表示に絶好のタイミングだ。
では何処の党にするかだ。
先ず与党民主党。反原発を唱えつつ原発を稼動した党として、とりあえず除外対象にしている。
次に自民党。安倍総裁がなにやらたくさん喋ったようだ。「責任ある政治」「信頼できる政治」「安定した政治」.....。
で詳細は?
「まず、復興を。ふるさとを取り戻す。」の詳細を読んだら、被災地復興案は無く、「東南海側に金をばら撒く」と言っている。他人にはばら撒きを止めろと迫っておいて、自らばら撒きを公約に入れている。神経が分らん。「信頼できない政治」だ。
「経済を、取り戻す。」、結局、50兆円を捨ててきたのは自民党政権時代だ。そして「日銀を意のままにしたい」、日銀総裁も日本の首相のような不定任期でしかも与党に連動させる、など止めて欲しい。「安定しない政治」だ。
「教育を、取り戻す。」もともと教育を崩壊させたのも自民党政権時代だ。また制度変更して混乱に陥れようとしている。まだ田中文科相のほうがましだ。これも「信頼できない政治」。
「外交を、取り戻す。」民主党が悲惨だったから言いたいのはわかる。でも集団的自衛権の行使は日中戦争を始める動機だったはず。尖閣、竹島の問題が大きくなった今、自衛隊を軍化するなど、「信頼できない政治」「責任ない政治」だ。
「安心を、取り戻す」、自助自立を第一にするそうだ。小泉の後期高齢者と同じ発想に思える。「国土強靭化」?公共事業のにおいがする。そして道州制が入れて票集めを狙ってる?。「政治、行政改革」といいつつ通り一辺倒、任期半ばで首相を退陣に追い込む政治を改革すべきだ。すべて「信頼できない政治」だ。
もう既に、政党ではなくなっているようだ。
公明党。一部実行力があるようだが、いかんせん宗教にくっついてるので問題外。
ついでに共産党。こちらも実は限りなく宗教化しているように見えるので問題外。ただ若者の一部がなびいてるような危機感を感じる。
第3局と報じられる維新の党は、はっきり言ってゴミ。党首は外交ができない超右翼。合流組は反原発を撤回できるほどの希薄さ。なんともコメントしがたい。
河村系は溢れものの集まりで、これもゴミ。
あとは野党少数系の脱原発集団。
自分の今の意見、脱原発、安定した政治を実現できそうな党は何処にもない。
今回はとりあえず、脱原発集団にでもするか。
ただ、票を集結させないと無駄になる。
問題は河村系の存在。彼らによって票が分散させられたら最悪だ。
何とかゴミの一掃をしたいものだが....


減塩して高血圧を予防しよう~全紙面広告に驚く

今朝の朝刊を見て驚いた。

全紙面広告で
「日本人は塩分を摂りすぎ」という見出し。



日本の家庭の 平均的朝食 という事だろうか、
ご飯に梅干、味噌汁、ほうれん草のおひたし、
それから、納豆、鮭、のり、漬物
が美味しそうに並べられている。

そして
「このメニュー(これらに掛ける醤油も入れてだろうが)では、
1食で7.3gの塩分を摂ってしまいます」
「塩分の摂りすぎは、高血圧につながります」
「食塩の摂取量を減らしましょう」
減塩の目標としては
「今は日本人の塩分摂取量が一日平均11gですが、
これを6g未満にしましょう」
「そして、高血圧を防ぎましょう」
「塩分の過剰摂取は、
高血圧から脳卒中や心筋梗塞、慢性腎臓病を引き起こします」
と警告をされている。

提唱者は 塩を減らそうプロジェクト となっている。
高血圧のお医者さんの団体と
賛同する企業・団体の皆さんとなっている。

ウエブサイトは次の通り。

親とか兄弟とかに、
今風に言えば 生活習慣病 の方がいたら、
その通りだから、中年以降は減塩をはじめ、
健康には十分気を付けられた方が良い。

この広告では、日本人の塩分摂取量が11gとあるが、
朝食で7g摂って、昼食と夕食で4gとは考えにくいので、
もう少し摂っていて、20gに近いだろうと思う。
普通の大人の食事だったら、
塩分を2/3以上減らさなければ6gにはならない。

私は、50代に入ってからだが、
ずいぶん臓器を傷めてしまった。

現役の勤めを早めに止めてからは、
だいぶ健康を取り戻したが
それでも気をつけて、
毎年ドッグで検診を受けている。

私の課題は
血糖値、たんぱく質量、塩分摂取量だ。
血圧や脂質は今のところ異常はない。

血糖値はやや危ないがまずまずの数値。
腎機能は計算値だが、だいぶ劣化している。
だから、たんぱく質量と塩分摂取量を制限をしている。

塩分はこの2年間でずいぶん減らすことができた。
昨年12月には4.5%となって、
お医者さんから 努力賞 を貰った。
たんぱく質量は、目標1日50gだが、なかなか難しい。
たんぱく質の摂取量を減らすのは難しい。

健康な方には、あるいは若い方には、
このような 健康の話 は縁遠く感じられるかも知れないが、
今のうちから予防と用心をして、
私のように苦労をしなくても済むようにして頂きたい。