精製塩が高血圧をまねく Σ( ̄ロ ̄lll)

ほとんどの塩が精製により大切なミネラルを失っています。
かつては、海水を天日干しにして作る塩田方式の天然塩が主流でした。
天然塩の98%は塩化ナトリウムですが、残りの2%にマグネシウムやカルシウムをはじめとする多くの種類のミネラルが含まれています。
塩というと「血圧を上げる」というイメージが浸透しています。
高血圧を引き起こす因子としては、肥満、間違った食事、ストレス、喫煙、塩分過多などがあげられますが、なかでも塩分が目の敵のように扱われ、できるかぎり塩を減らすことが予防や治療の大前提になっているほどです。
ところが、天然塩のような上質の塩を適量摂る程度であれば心配はいりません。
自然塩の研究者であるイラン人医師、バトマンゲリジ氏は、天然塩には不整脈を安定させる作用があり、血圧の調整や血糖値のバランスを保つために欠かせないという報告をしています。
むしろメリットの方が大きいのです。
しかしながら1971年以降近年まで、自然塩は市場からほぼ姿を消してしまいました。
天候に左右されないイオン交換膜精製法という方法で精製塩が大量生産されるようになったからです。
この精製塩はミネラルがほとんどない、純度99%以上の塩化ナトリウムです。
これはもはや食品ではなく、化学物質といった方が正確かもしれません。
さらに、口当たりをよくするために固形防止剤などの食品添加物が加えられている場合もあり、体にとっていっそう有害なものとなっています。

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