●ICTを使った分析で高血圧診療改善-専門医が取り組み紹介


ICTを使った高血圧診療の意義を語るNPO法人高血圧改善フォーラムの島田理事長(21日、東京都内)

最新のICT(情報通信技術)を使った血圧分析を導入し、
高血圧診療を改善させた専門医の取り組みを紹介するセミナーが21日、
東京都内で開かれ、NPO法人高血圧改善フォーラムの島田和幸理事長らが講演した。

高血圧患者は予備軍を含め約4000万人、通院患者は約1600万人と推定されている。
医師は、患者が在宅時に測定する「家庭血圧」のデータを採用しているが、
患者の血圧手帳への誤記載や、虚偽の申告も少なからずあり、数字だけで患者の特性を読み切れない課題があるという。

島田理事長は、診察室では見つからない「仮面高血圧」を取り上げ、
「高血圧といっても一筋縄ではいかない。診察室での1回の値だけでは、すべてを網羅することはできない」と指摘。
仮面高血圧による心血管死のリスクは、持続性高血圧を上回るとの研究データを示し、家庭での血圧管理の重要性を訴えた。

家庭血圧管理の課題については、▽測定・提示しない患者の存在▽自己報告データの信ぴょう性
▽読み切れない大量のデータ▽活用が難しいガイドライン―を列挙し、
今後、ICTと血圧計を組み合わせた医療機器が普及して、
これらの課題を解決できれば、医師の診断の中で、家庭血圧の測定が果たす役割は大きくなるとした。

続いて、家庭で測定した血圧データを自動で記録・集計するネットワークシステムを診断に活用している京都駅前ホリイ内科クリニックの堀井和子院長と、
南相馬市立総合病院の原澤慶太郎医師が、それぞれの取り組みを紹介。
堀井院長は、グラフなどで可視化された情報は患者の納得を得られやすいとした上で、
「生活習慣病を見直すため、すべての患者に勧めたい」と述べた。

また原澤医師は、福島第1原子力発電所事故で、若い世代が県外に避難したため、
急速に高齢化が進み、地域の介護力が低下した福島県南相馬市の現状を説明した。
血圧の自己測定の習慣化や高齢者の見守り、世代間の交流推進を目的とした、
ICTを活用した遠隔診療や、「生きがい」を創出する取り組みについて詳述。
「ヘルスケアは今後、個人的にするものになり、地域の特色が出てくる。
世界中が高齢化したときに、引き出しをたくさん持つことが大事」と述べ、
少子・高齢化問題の解決策を模索することが重要との考えを示した。【新井哉】

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仮面高血圧は、白衣高血圧とは真逆ですね。
お医者さんの前ではドキドキして血圧が上がり、
自宅では正常値なのが白衣性高血圧ですが
仮面高血圧は、診断の時に正常値になり、自宅では高血圧になります。
当然、仮面高血圧は持続性高血圧と同じなので
ほったらかすと動脈硬化から脳・心臓の疾患を引き起こします!
どちらにしても40歳越えて、
高血圧の原因(親が高血圧・肥満・過度のストレス・煙草y過度の飲酒)があれば
自宅での血圧測定は是非やった方が良いです。
「後始末」をするより「前始末!」ヾ(・∀・*)/
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