東邦医大日記 Vol.3 高血圧教室

盛田先生のお話で印象に残ったのは、「高血圧」はサイレントキラーと呼ばれ自覚症状が
あまりないそうです。高血圧をきちんと理解し、日常生活を改善して「血管」を健康に保つ
事が大事だとのこと!!
ちょっと細かく書こうと思います。
【血圧とは】
血液を全身に循環させるために、心臓がポンプの役割をしています。
心臓は高い圧力で血液を動脈と言う血管に送り出します。
その時、血管の壁(動脈壁)にかかる内側からの圧力のこと。
そして皆さんが機械を使って測る「数値」の内容を記します。

(収縮期血圧)上数値:心臓が血液を送り出すために、収縮した時の大動脈の内圧のこと。
(拡張期血圧)下数値:心臓が拡張して、酸素を運んで戻ってきた血液を心臓へため込む
ときの動脈内圧のこと。

血圧は人によって、測定器によっても、個人差があるので、同じ人でも体調、時間帯、季
節、天候などによってよく異なります。
じゃあなぜ、「高血圧」は良くないかと言うと、高血圧は「血管」の病気。高い圧力をか ければ当然、血管が傷つき、もろくなり、詰まったり、血液の流れが悪くなり、いろいろ な臓器で障害を引き起こすというわけです。
そして、高血圧にはなんと種類があるのです!!
【種類】
原因がはっきりしている。
(二次性高血圧)
血管、心臓、腎臓、内分泌系の異常、漢方薬・痛み止め、遺伝子的などが原因として考え られる高血圧のこと。原因がはっきりしている分、きちんと治療すれば下がってくる。

原因がわからない。
(本態性高血圧)
はっきりした原因が分からない高血圧のことで、日本人の約90%がこちらの高血圧。
仕事・家庭でのストレス、塩分の多い食事や飲酒、運動不足などが影響して高血圧にな りやすくする。
高血圧に種類があったなんて~!! 知らなかった~!!

高血圧を放置すると・・・。
【合併症】
(脳血管の病気)
・脳梗塞
・脳出血 等
(心臓の病気)
・心筋梗塞
・狭心症 等
(腎臓の病気)
・腎不全
・腎硬化症 等
(血管の病気)
・動脈硬化
・解離性大動脈瘤 等
たくさん出てきましたが、どの病気も「血管」と通して悪くなるので、改めて、先生が
「血管」を健康にすることが大切かよ~くわかりますね!!

「高血圧」は高コレステロール血症、喫煙とともに心臓病に3大危険因子のひとつです。

収縮期血圧が正常より10mmHg高くなると、心臓系の病気にかかる危険率30%増!!
恐るべし「高血圧」。
次回は、高血圧の基準値、治療などについてお伝えしますね~。
早速、私も自宅で朝・夜の血圧チェックをします。
それでは 平綿でした。






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