高血圧について

①本態性高血圧;遺伝要因と生活習慣
②二次性高血圧;医療における治療で治癒可能な高血圧
〔血圧が上がる要因〕
①運動時;酸素や栄養を全身に供給する必要があるため
②緊張・興奮;ストレスは自律神経を刺激し、副腎からアドレナリンが分泌され動脈を収縮させ、血圧が上がる
③腎疾患;腎臓に支障があると、流れてくる血液が減るため、腎臓は血圧を上昇させ血液量を増やそうとする
④動脈硬化;血管が狭められると、血液の量が抑えられ血圧は上昇する
〔高血圧症の原因〕
①血液自体がドロドロになる
②血管がもろくなる
③ホルモン分泌低下・異常
④神経系の問題
〔診断〕
正常血圧収縮130~139mmHg、拡張期85~89mmHg
軽症高血圧=最高140~159、最低 90~ 99
中等高血圧=最高160~179、最低100~109
重症高血圧=最高180以上、最低110以上
〔予防改善法〕
①血液サラサラ ;良く噛んで食べる
②血液循環促進 ;腸マッサージと下半身リンパマッサージ
③自律神経を整える;上半身のリンパマッサージ
④毛細血管循環促進;手のひらと足底のマッサージ
⑤脳の緊張緩和 ;呼吸と睡眠を整える
〔備考〕
血流の滞りやすい場所は、血管の細い場所・狭い場所・合流場所とコレステロールなどが付着して血管を狭めているところです。細く狭い場所の典型が毛細血管で、外からは足の裏と手のひらが刺激しやすいので、ここのリンパマッサージ。内臓は、内臓のマッサージを行なってリンパ循環と血流を促進させましょう。


高血圧

昨年の健康診断の血圧測定で初回が148mmHg、計り直した2回目が140mmHgと高くなっていた。
以前は常に最高血圧は130mmHg未満で、全く問題ないと思っていただけに少し不安になってきた。
そこで血圧計を買って、毎日朝と晩に計って記録を付けてみることにする。
記録を付けると自分の実態が見えてくる。付け始めてから37日間を平均してみると
朝の最高血圧は 152.2mmHg 最低血圧は 94.9mmHg
夜は 137.1mmHg 86.0mmHg である。
※ 朝の方が15mmHgほど高い。
どちらにしても以前に比べて高くなっているので、会社の近くにある個人病院へ行ってみた。
年寄りばかりが集まる古びた医院、医者は70歳を過ぎた老医師なのだが、長年の経験知を買い、
また、あまり人が来ないから待ち時間が少ないことで、時々は利用している病院である。
私の持参したデーターを見ながら、「まあ、歳ですから、血圧も上がってくるでしょう。薬を飲んでみて
しばらくは様子を見てみましょう」とのことである。私が「薬を飲まなくてはダメでしょうか?」と聞くと、
「血圧が高いと脳梗塞や脳溢血などのリスクが高くなる。だから140mmHg以下でコントロールした
方が良いのです」ということで、「ノルバスクOD錠5mg」を毎日1錠飲むように処方してくれた。
調剤薬局で聞くと、この薬は血管を拡張することで血圧を下げる効果があるそうである。
それからは毎月1回病院に行くことになる。
病院では看護婦さんが血圧を計り、そのメモを医者に渡す。医者はその数値をカルテに記入して、
「安定してますね。同じように1ケ月分の薬を出しておきましょう」と判で押したようなコメントである。
そして約5ケ月が経過した。 その間152日間のデーターを平均してみると、
朝の最高血圧は 144.7mmHg 最低血圧は 90.4mmHg
夜は 135.1mmHg 80.8mmHg である。
※ 薬の効果でそれぞれ2~8mmHgと多少の血圧の降下はみられる。
病院に通う都度、「これでいいのだろうか?」と言う疑問が大きくなっていった。
それは
1.体の変調で血圧が上がったわけで、これを血管を拡張する薬だけで解決していいのかという疑問、
(これでは根本の解決ではなく、薬による数値のつじつま合わせのように思える)
2.医者は70を過ぎている。その医学的知識は40年前のもの、これに頼っていて良いのかという不安、
(なぜ朝の血圧の方が高いのか?という質問に対して、明快な答えは得られなかった等々)
3.血圧を計るだけで診察料を毎月1440円取られる。これでは医者の利権ではないのかという不信、
(毎月診察料と薬代で2500円になる。1年間3万円X余命を思うとバカバカしい)
4.今から先、死ぬまでこの薬を飲み続けなければいけないのかという、うっとおしさ。
自分の中でどうも納得がいかないと、納得のいくまで調べるのが私の性格である。早速書店に行って
専門医の書いた「薬にも数値にも振り回されない、高血圧最新療法」という新書を買って読んでみた。
以下そのあらましである。
飲食から塩化ナトリウム(塩分)を体にたくさん取り入れると、当然体内のナトリウム濃度が高くなる。
我々の体はナトリウムの濃度を常に一定に保つように働くので、濃くなったらそれを薄めようと水分を
要求する。そして水分が増えると血液量が増え、心臓から送りだされる血液の量や心拍出量が多く
なって、血圧が上昇する。そのため余分な塩分、水分は血液として腎臓に運ばれ、尿の塩分、水分
として排出されるわけであるが、その量には限界がる。腎臓から排出できる塩分量よりも多い塩分が
体内にあった場合、塩分は水分ともに血管に残ってしまう。そうなると血管はぱんぱんに腫れた状態
が継続することになる。これが高血圧である。
人間は1日当り1g以下というごく少量の食塩を摂取すれば、生きていくのに充分といわれているが、
我々日本人が摂取している塩分の量はなんと1日11gにもおよぶ。これでは腎臓が処理する能力を
はるかにこえていて血圧を上げる方向になっているとみるのが自然である。腎臓が塩分を排出する
能力には個人差があるのだが、塩分をたくさん輩出できる人は高血圧になりぬくいし、少ししか排出
できない人は高血圧になりやすいということである。その個人差をもたらす要因のひとが肥満である。
太っていると腎臓に脂肪がついて負担がかかったりし、結果、塩分排出量が減少する方向に腎臓が
働き、血圧が上がる要因である。あと加齢も腎臓の働きを弱め、塩分の排出量減らす要因になる。
それに加齢とともに血管は弾性を失い、平滑筋の収縮異常が起き、血管が細く収縮した状態で血圧
が高くなるというわけである。
高血圧治療ガイドラインは平均値が最高血圧140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上とされ
ている。しかし医学データーからは最高血圧が140mmHgになったから突然に死亡率が上がるので
はなく、115mmHgから死亡率は徐々に、しかし直線的に上がっていることが知られている。
したがって、血圧の値にはその値の上か下かで死亡率が大きく変わるような特定の重要ポイントの
値はない。また反対に100mmHg以下になると、目まいや頭痛、ふらつきなどの症状がでてくる。
従って理想的な血圧は115mmHgから120mmHgの間ではないだろうかと思われる。
いま日本人が摂っている塩分は平均1日10.9g。男性が11.9g、女性が10.1gである。それに
対して日本の高血圧学会のガイドラインでは1日6gを薦めている。しかし世界保健機関(WHO)は
1日5gを上限量とし、欧州高血圧学会のガイドラインでは理想的な食塩摂取量として3.8gを推奨
している。そのように今の我々の塩分摂取量(11g)がいかに多いかが分る。
血圧を低くする健康法は、食生活で塩分を控えること、野菜や果物を積極的に食べてカリウムを摂取
すること、肉より魚を食べること、運動を始めること(汗として塩分が排出される)、体重を落とすこと等
である。さらに減塩で得られる効果は、血圧コントロールに限らず、脳卒中や心筋梗塞をはじめとする
心血管病、肥満腎臓病、骨粗鬆症、各種がん、様々な病気のリスクを減らす効果があると言われる。
そのために塩を減らした食事をすることは我々の健康にとって、大きな課題でもあるのである。
血圧を低くする、低く保つ食生活では減塩に加えて、野菜やくだものを積極的に食べ、カリウムを摂取
することが大切である。カリウムには腎臓から塩分を排出する作用がある。塩分を減らした食事という
のは日本食ではなかなか難しく、思い通りにコントロールできないのが実情である。したがって、その
代わりにカリウム摂取を増やすことで、体から余分な塩分を排出するというやりかたを、より積極的に
取り入れるとよい。塩分を控えながら、カリウムをやや多めに摂れば、塩分を大幅に控えたのと同じ
効果が得られるわけで、無理なく塩分制限ができるという意味でも意味深いと考えられる。
日本人の食塩摂取を11gとすると、カリウム摂取としては3.6gが最適と判断される。ということは、
ほうれん草の場合では3.5把、リンゴであれば10個分に相当する。これをみると、野菜の摂取が
いかに重要であるかが分る。(ただし腎臓病の人はカリウムはむしろ控える必要がある)
本を読んで、高血圧になる要因は細かく上げれば様々にあるのだが、その根本は塩分の摂りすぎに
ある。従って血圧を下げるには塩分を摂らないこと、摂った塩分は野菜等に含まれるカリウムを多く
摂ることで、速やかに排出することの2点にあると思われる。今まで通りの食生活をしていれば私の
血圧は下がらないし、結果、薬に頼るしかないわけである。これから先、薬を飲み続けていくことは
避けたいし、医者や調剤薬局のカモにはなりたくないという思いで、減塩を実行することにした。
私は食事の減塩はある程度できても、野菜の大量摂取はなかなか難しいと思う。そこで、それを
補完するために野菜ジューズを考えた。ドラッグストアーに行き、色々な野菜ジュースの裏面表示を
比較してカリュウムが一番多く含まれ、なお且つ安価で、ペットボトルで保存が効く商品で「伊藤園
1日分の野菜 900g」を買って飲むことにした。2日で1本飲むとして、1日450g(野菜量で875g、
カリウム1.8g相当)である。今は特売中で1本238円で、半分飲むから、1日120円弱で済む。
4月12日から薬を止めると同時に、減塩と野菜ジュースを飲むことをスタートした。
昨日で10日目である。その間の平均のデーターは
朝の最高血圧は 134.5mmHg 最低血圧は 88.0mmHg
夜は 121.9mmHg 78.0mmHg である。
10日間の数値であるが薬を止めたにも関わらず、数値は劇的にダウンした。これで高血圧が塩分に
由来することが、私の中で実証されたことになる。高血圧に対する減塩は今までにも言われていた
ように思う。しかし医者が「減塩し、なお且つ野菜を大量に摂れば、薬を飲む必要はありません」とは
言わないだろう。それは眼科医がメガネを勧めるように、彼らの利潤に反するからなのだろうか?
人の体は意外にメカニカルな要素を持っているものである。その原則を無視して生活態度を改めず、
メガネや薬に頼ってしまうのは、やはり健康にはよくないし、自然ではないように思ってしまう。


慢性腎臓病はメタボ、高血圧が関連 岡山大大学院・前島教授ら確認(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科)

新たな国民病といわれる慢性腎臓病(CKD)を研究する岡山大大学院医歯薬学総合研究科の前島洋平教授(腎臓病学)らは、CKD発症にメタボリック症候群や高血圧症などが深く関係していることを岡山市の特定健診受診者の検査データで確認した。追跡調査などを行い、発症リスクの高い 予備群 を把握するシステム確立を目指し、CKD予防につなげる。

同大病院の綿谷博雪医師らが2011年度に同市の国民健康保険特定健診(40歳以上が対象)を受けた約2万8千人(男性約1万800人、女性1万7300人)のデータを分析した。国内では血圧に注目した数万人規模の分析から、CKDと高血圧との高い関連性が指摘されていたが、「メタボや尿酸など全般的な分析は初めてでは」(前島教授)としている。

分析の結果、全受診者の20・8%に当たる約5800人がCKDだった。年齢が高いほど患者になる率も高く、70代は40代の6 7倍に上った。患者のうちメタボと診断された人は約1500人で、CKDになる率はメタボでない人の1・6倍だったことも判明。高血圧症患者をはじめ、脳卒中や心疾患の経験がある人とも高い関連性が認められた。

グループでは追跡調査で新たに患者となった人のデータを基に発症要因を探り、予測システムを確立。岡山市が既に取り組んでいる保健師の保健指導や医療機関への受診呼び掛けに役立てる。

前島教授は「全国のモデルになるようなCKDの予測、診療システムを早期につくりたい」としている。(山陽新聞 2013/1/23)

岡山大学:


東邦医大日記 Vol.3 高血圧教室

盛田先生のお話で印象に残ったのは、「高血圧」はサイレントキラーと呼ばれ自覚症状が
あまりないそうです。高血圧をきちんと理解し、日常生活を改善して「血管」を健康に保つ
事が大事だとのこと!!
ちょっと細かく書こうと思います。
【血圧とは】
血液を全身に循環させるために、心臓がポンプの役割をしています。
心臓は高い圧力で血液を動脈と言う血管に送り出します。
その時、血管の壁(動脈壁)にかかる内側からの圧力のこと。
そして皆さんが機械を使って測る「数値」の内容を記します。

(収縮期血圧)上数値:心臓が血液を送り出すために、収縮した時の大動脈の内圧のこと。
(拡張期血圧)下数値:心臓が拡張して、酸素を運んで戻ってきた血液を心臓へため込む
ときの動脈内圧のこと。

血圧は人によって、測定器によっても、個人差があるので、同じ人でも体調、時間帯、季
節、天候などによってよく異なります。
じゃあなぜ、「高血圧」は良くないかと言うと、高血圧は「血管」の病気。高い圧力をか ければ当然、血管が傷つき、もろくなり、詰まったり、血液の流れが悪くなり、いろいろ な臓器で障害を引き起こすというわけです。
そして、高血圧にはなんと種類があるのです!!
【種類】
原因がはっきりしている。
(二次性高血圧)
血管、心臓、腎臓、内分泌系の異常、漢方薬・痛み止め、遺伝子的などが原因として考え られる高血圧のこと。原因がはっきりしている分、きちんと治療すれば下がってくる。

原因がわからない。
(本態性高血圧)
はっきりした原因が分からない高血圧のことで、日本人の約90%がこちらの高血圧。
仕事・家庭でのストレス、塩分の多い食事や飲酒、運動不足などが影響して高血圧にな りやすくする。
高血圧に種類があったなんて~!! 知らなかった~!!

高血圧を放置すると・・・。
【合併症】
(脳血管の病気)
・脳梗塞
・脳出血 等
(心臓の病気)
・心筋梗塞
・狭心症 等
(腎臓の病気)
・腎不全
・腎硬化症 等
(血管の病気)
・動脈硬化
・解離性大動脈瘤 等
たくさん出てきましたが、どの病気も「血管」と通して悪くなるので、改めて、先生が
「血管」を健康にすることが大切かよ~くわかりますね!!

「高血圧」は高コレステロール血症、喫煙とともに心臓病に3大危険因子のひとつです。

収縮期血圧が正常より10mmHg高くなると、心臓系の病気にかかる危険率30%増!!
恐るべし「高血圧」。
次回は、高血圧の基準値、治療などについてお伝えしますね~。
早速、私も自宅で朝・夜の血圧チェックをします。
それでは 平綿でした。







My Record

衆院選がこのタイミングで実施されることには、意味があるように思えてきた。
アメリカの大統領、韓国の大統領も代わるのだ。
ここで考えたいのは、日本の首相がころころ変わることが無いようにすること。
今なら、国民の意思表示に絶好のタイミングだ。
では何処の党にするかだ。
先ず与党民主党。反原発を唱えつつ原発を稼動した党として、とりあえず除外対象にしている。
次に自民党。安倍総裁がなにやらたくさん喋ったようだ。「責任ある政治」「信頼できる政治」「安定した政治」.....。
で詳細は?
「まず、復興を。ふるさとを取り戻す。」の詳細を読んだら、被災地復興案は無く、「東南海側に金をばら撒く」と言っている。他人にはばら撒きを止めろと迫っておいて、自らばら撒きを公約に入れている。神経が分らん。「信頼できない政治」だ。
「経済を、取り戻す。」、結局、50兆円を捨ててきたのは自民党政権時代だ。そして「日銀を意のままにしたい」、日銀総裁も日本の首相のような不定任期でしかも与党に連動させる、など止めて欲しい。「安定しない政治」だ。
「教育を、取り戻す。」もともと教育を崩壊させたのも自民党政権時代だ。また制度変更して混乱に陥れようとしている。まだ田中文科相のほうがましだ。これも「信頼できない政治」。
「外交を、取り戻す。」民主党が悲惨だったから言いたいのはわかる。でも集団的自衛権の行使は日中戦争を始める動機だったはず。尖閣、竹島の問題が大きくなった今、自衛隊を軍化するなど、「信頼できない政治」「責任ない政治」だ。
「安心を、取り戻す」、自助自立を第一にするそうだ。小泉の後期高齢者と同じ発想に思える。「国土強靭化」?公共事業のにおいがする。そして道州制が入れて票集めを狙ってる?。「政治、行政改革」といいつつ通り一辺倒、任期半ばで首相を退陣に追い込む政治を改革すべきだ。すべて「信頼できない政治」だ。
もう既に、政党ではなくなっているようだ。
公明党。一部実行力があるようだが、いかんせん宗教にくっついてるので問題外。
ついでに共産党。こちらも実は限りなく宗教化しているように見えるので問題外。ただ若者の一部がなびいてるような危機感を感じる。
第3局と報じられる維新の党は、はっきり言ってゴミ。党首は外交ができない超右翼。合流組は反原発を撤回できるほどの希薄さ。なんともコメントしがたい。
河村系は溢れものの集まりで、これもゴミ。
あとは野党少数系の脱原発集団。
自分の今の意見、脱原発、安定した政治を実現できそうな党は何処にもない。
今回はとりあえず、脱原発集団にでもするか。
ただ、票を集結させないと無駄になる。
問題は河村系の存在。彼らによって票が分散させられたら最悪だ。
何とかゴミの一掃をしたいものだが....